そるとあんどぺっぱー

世の中こんなやつもいる。

私の右手に腫瘍がやってきたときのはなし

 まあ、聞いてほしい。

 

私は右手に腫瘍ができたことがあります。

そのときの話をします。

 

 

 

ヤツとの出会い 

数年前、まだ私が学生だった頃の話。
気づいたら右手に違和感がありました。


痛みかゆみはないが、なにかおかしい。
異物感がある。

 

右手になにかある。 

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右手になにかある。

 

これが腫瘍(ガングリオン)との出会いでした。

 

 

きっかけ

そもそも右手の違和感に気づいたきっかけはふと寝転んだとき。 

 

課題の途中、一回仮眠を取ろうと思い、いきおいよく床に寝転がりました。

 

 

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そのとき、かすかに右手が弾んだ気がしました。
スーパーボールでも当たったのか?そんな感じでした。

  

ふと床を見てみる。
なにもない。 

 

ということは手?

 

 

ん? 

 

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なにこれ。


右手首のあたりが隆起している。
手の甲の小指側、骨の出っ張ったところ。


骨か?いやなんか違う。

 

触るとぶにぶにしている。
強めに押すとちょっと左右に動く。

超固めのスライムっぽい。手触りは悪くないけど、得体の知れない気持ち悪さは増すっていう。

 


まあ、とりあえず、母に相談。

 

 

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 しおこしょう「おかーさーん、みてこれ」

「なに、気持ち悪い」

 

 

 

 

 

 

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この顔よ。

 

マジでこんな顔だった。

そんなもの見せなくていいわよとでも言いたげだった。

 

その割にはぶにぶに遊んでいた。
他人事だと思いやがって。


「病院いってこれば?」

 

でも特に違和感以外の症状がない

痛みもかゆみもない。押しても変わらず。
しばらくしたら消えるだろう、と思っていました(根拠0


結局、ヤツがやってきてから病院へ行ったのは3ヵ月後。
それくらい特に何も症状がありませんでした。


けど一向に消える様子もなく、心なしかヤツは成長していました。

 

しおこしょう病院へいく

 

病院は嫌い。
だがしかし、3ヶ月も共に過ごしてるヤツの正体ぐらいは暴かねばと思い立ちました

なにより、怖い病気かもしれないしね。


思い立ち、近くの整形外科へ。診察の前に看護師さんが軽く問診に来ました。百聞は一見にしかずと凸を見せてみる。

 

看護師さん「ああー!こりゃガン○△×□だわ!」

 

えっ、ガン? 

ちょ、待っ…



聞き返す間もなく看護師さんは問診室へと戻っていきました。
というか、そんな見ただけでわかるものなの?どうなの?どうなるの?と待ち続けていました。

 

ヤツの正体

そこからしばらく待って診察室へ。
お医者さんもさっきの看護師さんと同じ反応でした。


お医者さん「ああ、ガングリオンだね」

 

 

ガンじゃないんかい!

完全にガン違い。紛らわしいよ!

 

あと、
ファンの方には申し訳ないがガ●ダムの機体みたいな名前だなあ、と。

 

名前だけやたらかっこいい。


話によると、どうやらこいつは割とポピュラーらしい。
資料もすぐに渡してもらえました。

 

 

ガングリオンの概要
・原因不明
・女性に多い
・良性の腫瘍
・無症状のことが多い
・好発部位は関節の近く
・自然と消えることもある

 


医者「どうする?中はゼリーみたいなもんだから抜くこともできるけど
多分、抜いてもまたできるよ。」

しおこしょう「じゃあいいです。」

 

とくに処方もなく帰宅。


ヤツの名前を聞くためだけに1000円くらいとられたけど。

まあいい。安心を買ったんだ。

 

 

別れはある日、突然に

結局、3年くらいそのままあった
しばらく、なくなったりできたりを繰り返していました。
ああ、一生ヤツと過ごすのかな、なんて覚悟も決めていました。

 

しかし、就職して1ヶ月ほどしたある日。

ヤツは消えていた。

また家出かなあ、なんて思っていたけれど。
そのまま帰ってくることはありませんでした。 

 

現在

ガングリオンは消えた。

 

なにが原因だったかはわからない。
個人的には学生時代、手書きレポートが多かったせいだと思うのだけど。

本当のところはわからない。

 

完全に後日談

 

どうやら、私の兄にもガングリオンがあったらしい。
兄も「就職したら消えた」と言っていた。社会に出るのが嫌いなのかもしれない。

 

 

 

 

私も連れてってほしかった。

 

そう思う社会人の冬だった。